Print Shortlink

看護師も一人の人間です

看護師の仕事は患者さんに接する時間が長く、殆どの看護において患者さんの精神面のケアも含んだ対応となることが非常に多くなります。
現在の医療現場における治療と看護は、一人の患者さんに対して、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどを含めたチームで対応するシステムがとられており、そのシステムの効果が発揮されています。その中でも看護師は、患者さんやその家族の精神的ケアを助ける重要な役割を果たすことが多く、患者さんに対する言動や態度は大きな影響力をもちます。
このような環境の中で自分の心のあり方に自問自答するケースが多く出てきているようで、心のバランスを保つことが出来ない看護師も少なくないようです。福祉や奉仕の精神に根ざした素晴らしい仕事なのでやりがいも大きいですが、自分の心のバランスが崩れないように自分自身の精神的ケアを忘れないようにしなければなりません。
今の世の中の風潮では、医療現場でさえ存続するために顧客や患者さんへのサービス向上が問われています。その中で患者さんやその家族の理不尽ともいえる要求に対しても、治療、看護の拒否は基本的に出来ないようになっています。患者さんに対して適切な看護サービスを提供しようという心があっても、相手の医療に対する知識不足がそれを阻害するケースも多くあるようです。そのような中で心の闇を乗り越えて心のバランスを保ち、自分自身の健康的な精神的状態を保っていくことが必要となります。多くの看護師が乗り越え築き上げた経験が参考となりますので、周りの看護師に相談してみましょう。一人で我慢していても解決はしませんよ。

Leave a Reply